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!VELOCITY

速度境界条件の定義

パラメータ

TYPE = INITIAL (初期速度境界条件)
     = TRANSIT (!AMPLITUDEで指定した時間歴速度境界条件;デフォルト)
GRPID = グループID
AMP  = 時間関数名 (!AMPLITUDEで指定)
       !AMPLITUDEで時間 t と係数 f(t) の関係を与える。
       下記 Value に係数 f(t) を乗じた値がその時刻の拘束値になる
       (指定しない場合: 時間と係数関係は f(t) = 1.0 となる)。
ROT_CENTER = 回転速度拘束の中心節点番号または節点集合名。
             指定した場合、その !VELOCITY は回転速度拘束であると認識される。

** 2行目以降 **

(2行目) NODE_ID, DOF_idS, DOF_idE, Value
変数名 属性 内容
NODE_ID I/C 節点番号または節点グループ名
DOF_idS I 拘束自由度の開始番号
DOF_idE I 拘束自由度の終了番号
Value R 拘束値(デフォルト: 0)

使用例

!VELOCITY, TYPE=TRANSIT, AMP=AMP1
  1, 1, 1, 0.0
  ALL, 3, 3
  ※ 拘束値は0.0
!VELOCITY, TYPE=INITIAL
  1, 3, 3, 1.0
  2, 3, 3, 1.0
  3, 3, 3, 1.0
  • 速度境界条件の場合、変位境界条件の場合とは異なり、複数の自由度をまとめて定義できないため、DOF_idSとDOF_idEは同一番号でなければならない。
  • TYPEINITIALの場合、AMPが無効になる。
  • GRPID!STEPBOUNDARY行から参照し、速度境界条件をステップごとに有効化するために用いる。

回転速度拘束 (ROT_CENTER)

ROT_CENTER を指定すると、!BOUNDARYROT_CENTER(回転変位拘束)と同様に、回転中心まわりの角速度を速度境界条件として与えられる。動解析でのみ有効。

各データ行の Value は角速度ベクトル \(\boldsymbol{\omega}=(\omega_x,\omega_y,\omega_z)\) [rad/s] の成分(自由度 1〜3)として与える。各節点には接線速度 \(\boldsymbol{v}=\boldsymbol{\omega}\times(\boldsymbol{x}-\boldsymbol{x}_c)\)\(\boldsymbol{x}_c\) は回転中心)が印加される。AMP を併用した場合は \(\boldsymbol{\omega}(t)=\boldsymbol{\omega}_0 f(t)\) となる。

!VELOCITY, TYPE=TRANSIT, AMP=AMP1, ROT_CENTER=CENTER
  RIM, 1, 1, 0.0        ! ωx
  RIM, 2, 2, 0.0        ! ωy
  RIM, 3, 3, 6.283185   ! ωz [rad/s]

ROT_CENTER を指定した場合

  • ROT_CENTERに指定する節点集合は、1つだけの節点からなる集合とする。
  • 回転変位拘束(!BOUNDARY, ROT_CENTER)が Rodrigues 公式による有限回転であるのに対し、回転速度拘束は角速度ベクトルの外積による接線速度である。