コンテンツにスキップ

!DASHPOT_D

自由度指定ダンパーの定義。

2節点コネクタ要素(要素タイプ511)が結ぶ2節点について,節点1の自由度 DOF1 と節点2の自由度 DOF2 を結ぶダンパーを定義する.ダンパーの方向は自由度番号で定まり,モデルの変形には追従しない.ダンパーは減衰行列にのみ寄与するため,陰解法の動解析(!SOLUTION, TYPE=DYNAMIC かつ !DYNAMICidx_eqa=1)で用いる.静解析では効果を持たない.2節点を結ぶ軸方向のダンパーを定義する場合は !DASHPOT_A を用いる。

ここでいう節点1・節点2は,!ELEMENT のコネクティビティに与えた順序の1番目・2番目の節点である。

メッシュデータ側の定義

!DASHPOT_D は材料として減衰係数を与えるキーワードであり,これだけではダンパーは存在しない。メッシュデータ(msh)側に次の2つを定義する必要がある。

  • ダンパーが結ぶ2節点をコネクティビティとする要素タイプ 511 の要素(→ !ELEMENT
  • その要素グループに対する TYPE=INTERFACE のセクション(→ !SECTION)。MATERIAL には本キーワードで減衰係数を定義した材料名を指定する

ソリッド要素とコネクタ要素を混在させる場合は,要素グループを分けてそれぞれに !SECTION を定義する。

パラメータ

なし

** 2行目以降 **

自由度指定ダンパーの係数を指定する。自由度の組ごとに1行を記述し,複数行を並べることで複数の自由度の組にダンパーを定義できる。

    (2行目) DOF1, DOF2, DAMPING_COEFF
変数名 属性 内容
DOF1 I 節点1の自由度番号(1,2,3)
DOF2 I 節点2の自由度番号(1,2,3)
DAMPING_COEFF R ダンピング係数

使用例

節点1と節点5を結ぶダンパーを,ソリッド要素(要素グループ ESLD)と混在させて定義し,x・y・z の各方向に異なる減衰係数を設定する場合

msh

!ELEMENT, TYPE=511, EGRP=EDAMP
3, 1, 5
!SECTION, TYPE=SOLID,     EGRP=ESLD,  MATERIAL=MATERIAL1
1.0
!SECTION, TYPE=INTERFACE, EGRP=EDAMP, MATERIAL=MATERIAL2
1.0

cnt

!SOLUTION, TYPE=DYNAMIC, NONLINEAR
!MATERIAL, NAME=MATERIAL2
!DASHPOT_D
1, 1, 100.0
2, 2, 300.0
3, 3, 400.0

備考

  • ダンパーは減衰行列にのみ寄与する。静解析(!SOLUTION, TYPE=STATIC)では剛性行列に寄与しないため,効果を持たない。
  • DOF1DOF2 に異なる自由度番号を与えると,節点1のある方向と節点2の別の方向を結ぶダンパーになる。同一方向のダンパーとするには DOF1DOF2 に同じ番号を与える。
  • 減衰係数を定義した材料はコネクタ要素専用の材料として扱われる。同じ材料名に弾性物性を与えてソリッド要素と共用することはできないため,ソリッド要素とは別の材料名を用いる。

関連項目